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日本の新しい音楽1975〜

スージー鈴木
著作者
スージー鈴木
メーカー名/出版社名
日刊現代
出版年月
2026年4月
ISBNコード
978-4-06-543664-6
(4-06-543664-8)
頁数・縦
分類
芸術/音楽 /音楽一般

価格¥1,700

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出版社の商品紹介

出版社からのコメント

1975年は、日本の音楽にとって特別な年だった。荒井由実(ユーミン)、中島みゆき、山下達郎、矢沢永吉−−のちに「ニューミュージック」と呼ばれる音楽が、はっきりとした輪郭を持ちはじめた年である。しかしそれは、ある日突然、新しいジャンルが誕生したという単純な話ではない。彼らは現在、ニューミュージックの代表的存在として語られることが多いが、最初から「新しい音楽の担い手」として登場したわけではない。歌謡曲の制作システムの中に身を置きながら、フォークやロック、洋楽の影響を受けつつ、それぞれが微妙に異なるやり方で「自分の音楽」を模索していた。その試行錯誤の積み重ねが、のちにJ−POPへと連なる表現の基層を形づくっていく。一方で本書は、前時代のスターとしての吉田拓郎、そして職業作曲家たちの存在を、単なる「古い側」としては扱わない。彼らが切り開いた表現や制度があったからこそ、1975年の変化は可能になった。ニューミュージックは、歌謡曲を否定して生まれたのではなく、その内部からズレる形で立ち上がり、やがて日本のポピュラー音楽全体へと影響を広げていったのである。楽曲の響き、言葉の選び方、録音技術、テレビやレコード会社との関係−−。それらを総合的に見渡すことで、本書は「ニューミュージックとは何だったのか」という問いを、ジャンル論ではなく、音楽の感覚と時代の変化として描き出す。1975年は、日本の音楽が「誰のものか」を問い直した年だった。その問いは、かたちを変えながら現在のJ−POPへと受け継がれている。本書は、その変化のプロセスを、過剰な神話化を避けつつ、音楽そのものに即して描いた一冊だ。

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